- コラム
更新されないホームページが会社に与える悪影響とは?
「ホームページはあるけれど、数年前から内容が変わっていない」「お知らせの最新記事が3年前の日付で止まっている」という状況は、多くの中小企業で見受けられます。日々の業務が忙しく、WEB制作を依頼して公開した後はそのまま放置してしまう経営者やWEB担当者の方は少なくありません。しかし、更新が止まったホームページを放置し続けることは、単に集客のチャンスを逃すだけでなく、会社そのものの社会的信用を静かに削り取っていく大きなリスクを孕んでいます。
インターネットが生活の一部となった現代において、ホームページは会社の「顔」であり、24時間365日動く「広報窓口」です。名古屋のようなビジネスの競争が激しい地域では、顧客や取引先は常に複数の企業を比較しています。その際、情報の古いサイトと、常に最新の活動を発信しているサイトがあれば、どちらに信頼を寄せるかは明白です。
ホームページ制作は、公開した瞬間が完成ではありません。そこからどのように情報を積み上げ、育てていくかによって、数年後の会社の姿は大きく変わります。更新を怠ることで生じる具体的なデメリットを正しく理解し、自社のデジタル資産を守るための対策を考えていきましょう。
目次
顧客の不信感を招き「倒産・休業」の疑いを持たれる
ユーザーがホームページを訪れたとき、真っ先に目に入る情報のひとつが「更新日付」です。特に「お知らせ」や「ブログ」のセクションが数年前で止まっていると、ユーザーは反射的に「この会社は今も営業しているのだろうか?」という不安を抱きます。たとえ実態は元気に活動していても、ネット上の姿が止まっていれば、それは「死んでいるサイト」と同じように見えてしまいます。
特に、今の時代はスマートフォンで手軽に比較ができるため、少しでも違和感や不安を感じれば、ユーザーはすぐにブラウザを閉じて他社のサイトへ移動してしまいます。名古屋で地域密着型のビジネスを展開している場合、顧客は「誠実さ」や「活気」を重視します。更新が止まったサイトは、そのどちらも感じさせることができず、知らないうちに競合他社へ顧客を流出させる原因となります。
また、掲載されているサービス内容や価格が古いままの場合、さらに深刻なトラブルに発展することもあります。サイトの情報を見て連絡してきた顧客に対して、「今はその価格ではありません」「そのサービスは終了しました」と伝えることは、顧客の期待を裏切る行為であり、会社のブランドイメージを著しく損ないます。情報の鮮度を保つことは、顧客に対する最低限のマナーとも言えるでしょう。
放置されたサイトが顧客に与えるネガティブな印象
更新が止まっていることで、ユーザーは以下のようなマイナスの想像を膨らませてしまいます。
- 業績が悪化しており、ホームページを管理する余裕すらないのではないか
- デジタル化への対応が遅れており、古い体質のままで融通が利かない会社なのではないか
- 顧客への情報発信を軽視しており、アフターサポートなども期待できないのではないか
- 掲載されている事例や実績が古く、最新の技術やトレンドに対応できていないのではないか
- コンプライアンスやセキュリティの意識が低く、情報の取り扱いに不安があるのではないか
こうした「見えない不信感」は、直接言葉にして伝えられることはありません。静かに、しかし確実に問い合わせの電話やメールを減らしていきます。ホームページ制作にかけた費用を無駄にしないためにも、まずは「今も元気に動いている」という証拠を提示し続けることが不可欠です。
検索順位の低下と「集客力」の著しい減退
ホームページ制作において、SEO(検索エンジン最適化)対策は非常に重要ですが、SEOは公開時に一度設定すれば終わりというものではありません。Googleなどの検索エンジンは、「情報の新鮮さ」や「専門性の高い情報の蓄積」を高く評価します。更新が長期間止まっているサイトは、検索エンジンから「価値の低い古い情報」とみなされ、徐々に検索順位を下げられてしまいます。
以前は「名古屋 ホームページ制作」といったキーワードで上位に表示されていたとしても、放置し続けていれば、後から現れた活発な競合サイトにどんどん追い抜かされていきます。一度下がった順位を再び上げるには、下がった期間以上の労力と時間が必要です。更新を止めるということは、自ら集客の門戸を狭めているのと同じことなのです。
また、更新されないサイトには新しいコンテンツが増えません。コンテンツが増えないということは、ユーザーが検索しそうな新しいキーワードに対応できないことを意味します。市場のニーズや顧客の悩みは時代と共に変化します。その変化に合わせて情報を発信し続けない限り、検索から新規顧客を呼び込む力は、年々衰退していく一方となります。
検索エンジンから見放されるサイトの特徴
Googleなどのロボットは、サイトの以下のようなポイントをチェックして「鮮度」を判断しています。
- サイト全体のコンテンツ量が数ヶ月、数年単位で全く増えていない
- リンク切れ(クリックしてもページが表示されない)が放置されている
- 使用しているシステムやプラグインが古く、表示速度が低下している
- ユーザーが求める「最新の悩み」に対する答えがサイト内に存在しない
- 外部からのリンクが途絶え、SNSなどでの話題性も全くなくなっている
SEO対策は、日々の積み重ねが資産になる世界です。逆に言えば、放置は資産を目減りさせる行為です。高度なWEB制作スキルがなくても、定期的に現場の事例や役立つ知識をテキストとして追加するだけで、検索エンジンへのポジティブなアピールになります。未来の集客を守るために、サイトを動かし続ける習慣を持ちましょう。
セキュリティリスクの増大と「社会的信用」の失墜
ホームページを更新しないということは、単に中身の文章を変えないことだけではありません。サイトを動かしているシステム(WordPressなど)のアップデートを放置していることも意味します。これは、鍵をかけ忘れた家を放置しているのと同じくらい、セキュリティ上の大きなリスクを伴います。
サイバー攻撃の多くは、特定の企業を狙い撃ちにするのではなく、古いシステムを使っていて脆弱性があるサイトを自動プログラムで探し出します。更新が止まったサイトは格好の標的となり、サイトの改ざんや、ウイルス配布の踏み台、個人情報の流出といった被害に遭う可能性が飛躍的に高まります。もし自社のサイトが原因で、訪れた顧客に被害を与えてしまったら、その損害賠償や社会的信用の失墜は計り知れません。
名古屋の企業においても、セキュリティ事故が原因で取引先からの信頼を失い、深刻な経営危機に陥った例は少なくありません。「うちは小さな会社だから大丈夫」という思い込みは捨て、WEB制作を行った際のシステムを常に最新の状態に保つことは、経営者の重要な責務です。情報の更新だけでなく、システムの保守・管理も含めて「ホームページの運営」であることを再認識する必要があります。
システム放置によって発生する具体的なトラブル事例
アップデートを怠ることで、以下のような致命的な問題が発生する恐れがあります。
- サイトのトップページが全く別の、卑猥な内容や不審なサイトに書き換えられる
- お問い合わせフォームに入力された顧客の個人情報が、外部に盗み取られる
- サイトを閲覧したユーザーのデバイスがウイルスに感染し、加害者となってしまう
- Googleから「危険なサイト」として警告が表示され、アクセスが完全に遮断される
- サーバー会社から利用を強制停止され、メールなどの他の機能まで使えなくなる
こうしたトラブルは、起きてから対処するのでは遅すぎます。WEB制作会社と保守契約を結ぶ、あるいは定期的にシステムの更新ボタンを押すといった、小さな管理作業を怠らないことが会社を守る盾となります。安心・安全なサイトを維持すること自体が、顧客に対する大きなアピールポイントになるのです。
採用活動の失敗と優秀な人材の流出
「ホームページの更新が止まっている」という事実は、顧客だけでなく、将来の社員となる求職者に対しても深刻な影響を与えます。今の求職者は、求人サイトの情報よりも、企業の公式サイトを深く読み込みます。そこで活動の様子が見えなかったり、デザインが古すぎたりすると、「この会社は将来性がないのではないか」「ITへの感度が低く、非効率な働き方をさせられるのではないか」と判断され、選考の対象から外されてしまいます。
特に優秀な若手人材ほど、企業のデジタル活用状況を敏感に察知します。名古屋などの都市部では人材の獲得競争が激しく、少しでも不安要素があれば、候補者は迷わず情報の充実した他社へ流れていきます。更新が止まったサイトは、意図せず「うちは古い価値観の会社です」というメッセージを発信してしまっているのです。
また、既存の社員にとっても、自社のサイトが放置されていることは誇らしいことではありません。自分たちが日々頑張っている活動がどこにも反映されていないことは、モチベーションの低下にも繋がります。ホームページを常に新しく保つことは、社外への営業だけでなく、社内に向けて「うちは常に進化し続けている」という姿勢を示すインナーブランディングの役割も担っています。
求職者がホームページで見ている「更新」のポイント
人材を惹きつけるサイトにするためには、以下のポイントを定期的にアップデートする必要があります。
- 実際に働いている社員の顔や、社内の雰囲気がわかる最新の画像や動画
- 今取り組んでいるプロジェクトや、新しく導入した設備・制度の紹介
- 代表者が今、どのようなビジョンで経営を行っているかという最新の言葉
- 採用専用のページだけでなく、日常の業務の丁寧さが伝わる実績報告
- 福利厚生や研修制度など、時代に合わせて改善している取り組みの記録
求人広告に多額の費用をかける前に、まずは自社の顔であるホームページを整えるべきです。WEB制作を通じて自社の魅力を正しく定義し、それを継続的に発信し続けることが、結果として最も安価で効果的な採用戦略となります。5年後、10年後の会社を支えるのは、今のホームページが呼び込む人材です。
まとめ
ホームページの更新が止まっている状態は、単なる「もったいない」というレベルを超え、会社の信用、集客、安全、そして未来の採用を脅かす深刻な問題です。24時間稼働する営業マンであるサイトが、古い情報を流し続けていないか、今一度見直してみてください。小さな更新の積み重ねこそが、デジタル時代の信頼を築く唯一の方法です。
投稿者プロフィール

株式会社デジタルダイブ サービス担当者
1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋をはじめ、東京や大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。
また、webデザインをはじめとしたクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO名古屋」を運営しています。
【許認可】
一般社団法人 日本Web協会、日本セイバーメトリクス協会(理事)、愛知県「あいちロボット産業クラスター推進協議会」(無人飛行ロボット活用WG)、JETRO(日本貿易振興機構)、名古屋市 SDGs 推進プラットフォーム 他
【有資格】
愛知県 競争入札参加資格、名古屋市 競争入札参加資格、全国 競争入札参加資格、全省庁 競争入札参加資格 他