- コラム
【SEO対策】ホームページ担当者がいない会社は何から始めるべきか?

ホームページはあるけれど、更新はほとんどしていない。
SEO対策が大事だと聞くけれど、社内に詳しい人がいない。
そんな悩みを持つ会社は少なくありません。特に中小企業では、広報やWebを専門で見る担当者を置くのが難しいケースも多いでしょう。
この記事では、ホームページ担当者がいない会社が、SEO対策を考えるときに何から着手すればよいのかを、実務目線で整理します。難しい専門用語は控えめに、実際に取り組みやすい考え方を中心に解説します。
目次
なぜ「SEO対策」が後回しになりやすいのか
ホームページ担当者がいない会社では、SEO対策が後回しになりがちです。その理由はとてもシンプルです。
- 誰が判断するのか分からない
- 効果がすぐに見えにくい
- 何を正解とすればいいのか判断できない
SEOは広告のように「出稿したら翌日から反応が出る」ものではありません。そのため、忙しい業務の中で優先度が下がりやすくなります。
ただし、検索結果からの流入は、一度軌道に乗ると安定した集客チャネルになります。営業担当が増えなくても、24時間働く営業ツールとして機能するのがホームページです。だからこそ、担当者がいない会社ほど、最低限の考え方だけは押さえておくことが重要です。
ず整理すべきは「誰に」「何を」伝えるか
SEO対策というと、キーワード選定やテクニックを想像しがちですが、最初に整理すべきなのはそこではありません。
- どんな人に見てもらいたいのか
- その人は何に困って検索するのか
- 自社は何ができる会社なのか
この3点が曖昧なままでは、検索に強いページは作れません。
例えば、名古屋でBtoB向けサービスを提供している会社と、全国対応のECサイトでは、狙う検索キーワードも、書く内容も変わります。
「自社の強みをどう説明するか」を、営業トークの延長で考えるイメージが近いでしょう。
この段階では、完璧な文章である必要はありません。
箇条書きでもよいので、社内で共通認識を持てる言葉に落とし込むことが大切です。
担当者がいなくても最低限やっておきたいSEOの基本
人手が限られている場合、すべてを自社でやろうとする必要はありません。ただし、以下のポイントは最低限押さえておきたい部分です。
- サービス内容ごとに専用ページがある
- ページタイトルにサービス名や地域名が入っている
- スマートフォンで問題なく見られる
- 問い合わせまでの導線が分かりやすい
特に多いのが、「1ページに全部詰め込んでいる」ケースです。
会社案内、サービス紹介、実績、問い合わせが1ページにまとまっていると、検索エンジンにもユーザーにも内容が伝わりにくくなります。
WordPressを使っている場合、ページを分ける作業自体はそれほど難しくありません。更新頻度よりも、構造が整理されているかのほうが、SEOでは重要になる場面が多いです。
外注を検討するときに見るべきポイント
社内に詳しい人がいない場合、制作会社やSEO会社への相談は有効な選択肢です。ただし、依頼先選びでは注意点もあります。
- 具体的な作業内容を説明してくれるか
- 成果だけでなく過程も共有してくれるか
- 自社の業種理解をしようとしてくれるか
「必ず順位が上がる」といった断定的な表現には注意が必要です。SEOは検索エンジンの仕組みに左右されるため、確実な保証はできません。
信頼できる会社は、現状の課題や改善点を整理した上で、何を・どこまで・どのくらいの期間で行うかを明確に説明してくれます。名古屋周辺でも、対面で相談できる制作会社は増えているので、実際に話して判断するのがおすすめです。
まとめ
ホームページ担当者がいない会社でも、考え方を整理すればSEO対策は十分に進められます。迷ったら、現状整理から一緒に進めるのが近道です。もしSEO対策について不明点や不安なことがありましたらお気軽にご相談ください!