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社内にWeb担当がいない会社が最低限やるべきこと

ポイントを抑えることで着実に成果があがっている事を表す画像

「ホームページは持っているけれど、社内に詳しい人間が一人もいない」「日々の業務が忙しくて、WEB制作のことまで手が回らない」といった悩みは、多くの中小企業の経営者の方から伺う共通の課題です。専門のWEB担当者を雇う余裕がない中で、どのようにインターネットを活用していけばいいのか、不安に感じるのも無理はありません。

しかし、現代のビジネスにおいてホームページは、会社の信頼性を証明するための最も重要なインフラです。名古屋のような競争の激しい地域で事業を展開しているなら、なおさら「WEBを放置している」こと自体が大きな機会損失に繋がります。専門家がいなくても、最低限のポイントさえ押さえておけば、ホームページを立派な営業ツールとして機能させることは十分に可能です。

WEB制作や運用の世界は、用語も難しく複雑に見えがちですが、実は本質的な部分は非常にシンプルです。まずは「何のためにサイトがあるのか」という原点に立ち返り、限られたリソースの中で何を優先すべきかを見極めることから始めてみましょう。社内に担当者がいないからこそ、無理のない範囲で継続できる仕組みを作ることが、成功への近道となります。

顧客の信頼を裏切らない「情報の鮮度」の維持

社内にWEB担当者がいない会社がまず優先すべきなのは、派手なデザインを追求することではなく、情報の鮮度を保つことです。ホームページを訪れたユーザーは、まず「この会社は今も元気に活動しているか」を確認します。例えば、お知らせの最終更新が3年前で止まっていたり、掲載されているサービス内容が古かったりすると、ユーザーはそれだけで不安を感じて離脱してしまいます。

名古屋でビジネスを営む際、地元の顧客は「誠実さ」や「顔の見える安心感」を重視します。サイトの情報が古いまま放置されていると、その誠実さまでもが疑われてしまう可能性があります。WEB制作の初期段階で、自分たちが無理なく更新できる仕組み(CMSなど)を導入しているかどうかが、その後の運用を大きく左右します。

専門知識がなくても、週に一度、あるいは月に一度、自社のサイトを見直す時間をカレンダーに入れてみてください。掲載されている電話番号は合っているか、年末年始の休みは正しく表示されているか、最新の施工事例や納入実績は追加されているか。こうした小さな更新の積み重ねが、検索エンジンからの評価(SEO)を高めることにも繋がり、結果としてホームページ制作にかけた費用を回収できる土台になります。

最低限チェックすべき更新項目

忙しい中でもこれだけは見ておきたい、情報のメンテナンスポイントをまとめました。

  • お知らせやブログの最終更新日が、少なくとも3ヶ月以内になっているか
  • 代表者の交代や住所変更など、登記に関わる基本情報に変更はないか
  • スマートフォンで自社サイトを開いた際、正しく表示され、ボタンが反応するか
  • お問い合わせフォームからテスト送信をしてみて、社内にメールが正しく届くか
  • サービス内容や価格設定が、現在の対面営業で提示しているものと相違ないか

これらの項目を確認するのに、専門的なスキルは必要ありません。ユーザーの目線で自社サイトを眺める習慣を持つだけで、放置による「信頼の低下」という最大のリスクを回避できます。WEB制作は公開して終わりではなく、育てていくものだという意識を持つことが、担当者不在の会社にとって最も大切な姿勢です。

専門家(制作会社)との適切な距離感と役割分担

社内に詳しい人がいないからこそ、外部のWEB制作会社との付き合い方が重要になります。すべてを「お任せ」にしてしまうと、制作会社側もあなたの会社の本当の強みや現場の温度感を把握できず、どこかで見たような当たり障りのないサイトになってしまいます。反対に、自分たちで無理にHTMLやプログラミングを学ぼうとするのも、本業を圧迫するため得策ではありません。

大切なのは、「情報の提供」は自社で行い、「形にする作業」をプロに任せるという明確な役割分担です。名古屋の制作会社でも、全国対応の会社でも、良い制作会社は必ず「あなたの会社の強みは何ですか?」と深く問いかけてきます。その問いに答えられるのは、現場を一番知っている経営者やスタッフだけです。

制作会社を単なる外注先ではなく、共に売上を伸ばすパートナーとして捉えてみてください。自分たちで判断できない技術的なこと(SEOの最新トレンドやサーバーのセキュリティなど)はプロに聞き、自社のこだわりや顧客への想いは自分たちで言葉にする。このコミュニケーションの質が、WEB制作の成否を決定づけます。

パートナー選びで失敗しないための基準

詳しい人がいない会社こそ、以下の視点で協力会社を選ぶべきです。

  • 難しい専門用語を使わず、こちらのビジネスに合わせた言葉で説明してくれるか
  • 制作後の保守・管理体制が明確で、不具合が起きた際にすぐ相談できるか
  • 自社の業界について、最低限の知識や興味を持って寄り添ってくれるか
  • サイトを新しくすることのメリットだけでなく、リスクについても正直に話してくれるか
  • 定期的なアクセスレポートなどを通じて、改善の提案をしてくれるか

良い制作会社は、社内に担当者がいない事情を汲み取った上で、運用しやすい設計を提案してくれます。最初から高機能なサイトを目指すのではなく、まずは「自分たちで扱いきれるかどうか」を基準に、二人三脚で歩める相手を見つけることが、長期的な成功の鍵となります。

セキュリティ対策という「守り」の重要性

WEB担当者がいない場合に最も怖いのが、セキュリティ上の事故です。サイトの改ざんや情報の流出が起きてしまった際、詳しい人がいないと初動が遅れ、取り返しのつかないダメージを負うことになります。「うちのような小さな会社が狙われるはずがない」という考えは、現代では通用しません。サイバー攻撃の多くは、特定の企業を狙うのではなく、古いシステムを使っている脆弱なサイトを自動で探し出して攻撃を仕掛けてきます。

セキュリティ対策は、一度設定すれば一生安心というものではありません。ホームページ制作に使われているプログラム(WordPressのプラグインなど)は、定期的にアップデートが必要です。これらを放置することは、玄関の鍵をかけずに外出するのと同じです。社内に担当者がいないなら、こうした「守り」の部分こそ、プロの保守サービスを利用して外注すべき領域です。

名古屋の企業でも、セキュリティ事故が原因で取引先からの信頼を失い、廃業寸前まで追い込まれた例は少なくありません。WEB制作の予算を考える際、デザインや機能といった「攻め」の部分だけでなく、保守管理という「守り」の部分に正当なコストを払うことが、結果として会社を最も安く、安全に守ることになります。

自社サイトを守るために最低限知っておくべきこと

専門家でなくても、これだけは把握しておきたいセキュリティの基本項目です。

  • サイトのURLが「https://」から始まっており、SSL化(通信の暗号化)が完了しているか
  • サーバーやドメインの契約期限がいつで、誰の名義で管理されているか
  • 管理画面にログインするためのパスワードが、推測されやすい単純なものではないか
  • 万が一サイトが消えてしまったときのために、バックアップが自動で取られているか
  • 制作会社との契約内容に、緊急時の対応が含まれているかを確認する

これらの項目を整理しておくだけでも、トラブル発生時の混乱を最小限に抑えられます。WEB制作の技術的なことは分からなくても、「何を守らなければならないか」という管理責任を自覚することが、担当者不在の組織においては何よりの防御壁になります。

継続的な「声の収集」をサイト改善に繋げる

ホームページを改善していくために、難しいアクセス解析ツールを毎日眺める必要はありません。社内に担当者がいない会社にとって、最も効果的な「解析」は、実際のお客様からの声を聞くことです。営業活動の中で、「ホームページのどこを見ましたか?」「サイトを見て気になった点はありますか?」と一言添えるだけで、高価なツール以上のヒントが得られます。

お客様から「場所が分かりにくかった」「スマホだと文字が読みづらかった」と言われたら、それをそのまま制作会社に伝えて修正してもらう。あるいは、「あそこのページに書いてあった内容が決め手になった」と言われたら、その内容をさらに充実させる。こうした「現場のフィードバック」をWEB制作に反映させるサイクルができれば、サイトは勝手に磨かれていきます。

名古屋という土地で長く商売を続けていくためには、対面のコミュニケーションをWEB上でも再現することが大切です。WEB担当者がいないことを悲観する必要はありません。むしろ、現場の声を直接拾える立場にいる人たちがWEB制作に関わることで、テクニックに走らない、血の通った強いホームページを作ることができるのです。

現場の声を活かすための具体的なステップ

専門知識に頼らずにサイトを育てていくための、無理のない取り組み方をまとめました。

  • 既存のお客様に「サイトの改善してほしい点」をアンケート形式で軽く聞いてみる
  • 問い合わせが来た際に、どのページを見て連絡しようと思ったのかを必ずヒアリングする
  • よく聞かれる質問をメモしておき、それを「よくある質問」のページとして追加する
  • 競合他社のサイトを「一人のユーザー」として眺め、自社に足りないものを探す
  • 月に一度だけ、スタッフ全員で自社サイトをスマホで見る時間を設ける

ホームページは、完成した瞬間がピークではなく、そこから少しずつ「顧客が求める姿」に近づけていくものです。専門担当者がいないなら、会社全体で少しずつ関心を持つ。それが、最終的に多くの人から愛され、成果を出し続けるWEB制作の本質です。まずは目の前のお客様のために何ができるかを考え、それをサイトという形に落とし込んでいきましょう。

まとめ

社内にWEB担当者がいないことは、決してハンデではありません。情報の鮮度を保ち、プロと適切に連携し、守るべきセキュリティを把握し、現場の声をサイトに反映させる。これら基本的なことを愚直に続けるだけで、ホームページは必ずあなたの会社の強力な味方になってくれます。今のサイトをどう動かせばいいか迷ったら、まずは今の等身大の姿を見直すことから始めてみてください。


デジタルダイブ
株式会社デジタルダイブ サービス担当者

1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋をはじめ、東京や大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。
また、webデザインをはじめとしたクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO名古屋」を運営しています。

【許認可】

一般社団法人 日本Web協会、日本セイバーメトリクス協会(理事)、愛知県「あいちロボット産業クラスター推進協議会」(無人飛行ロボット活用WG)、JETRO(日本貿易振興機構)、名古屋市 SDGs 推進プラットフォーム 他

【有資格】
愛知県 競争入札参加資格、名古屋市 競争入札参加資格、全国 競争入札参加資格、全省庁 競争入札参加資格 他