- コラム
【WEB担当者向け】忙しくても最低限やっておきたいホームページ運営の習慣

「日々の業務が忙しすぎて、ホームページまで手が回らない」「WEB制作を依頼して公開したけれど、その後はどうすればいいのか分からない」という悩みは、多くの中小企業の経営者やWEB担当者の方から寄せられる切実な声です。特に名古屋のように地域密着型のビジネスが盛んなエリアでは、現場での対面接客や営業活動が優先され、デジタルの運用が後回しになってしまうのは無理もありません。
しかし、せっかく費用と時間をかけてホームページ制作を行ったのに、そのまま放置してしまうのは非常にもったいないことです。インターネット上の情報は、鮮度が命です。止まったままの時計のようなサイトは、それだけで「この会社は今も元気に活動しているのだろうか」という不安をユーザーに与えてしまいます。反対に、忙しい合間を縫ってでも最低限のメンテナンスを継続しているサイトは、検索エンジンからの評価(SEO)も高まり、着実に信頼という資産を積み上げることができます。
高度な専門知識や、毎日何時間もパソコンに向き合う必要はありません。大切なのは、無理のない範囲で「運用を習慣化すること」です。本業の合間にできる、最低限これだけはやっておきたいホームページ運営のポイントを整理しました。
目次
ユーザーの不安を払拭する「情報の鮮度」の維持
ホームページを訪れるユーザーが最初に見るポイントの一つに、「お知らせ」や「実績紹介」の更新日付があります。ここが数年前で止まっていると、どれほど立派なWEB制作を行っていても、ユーザーの心には「不信感」の芽が生まれてしまいます。特に名古屋でサービス業や建設業、製造業などを営んでいる場合、お客様は「今の実力」や「最近の活動」を知りたがっています。
情報の鮮度を保つために最も効果的な習慣は、月に一度、カレンダーに「サイトチェックの日」を決めてしまうことです。15分程度の短い時間で構いません。自社のサイトを開き、掲載されている情報が現在の実態とズレていないかを確認します。季節ごとのキャンペーンが終わったままになっていないか、新しいスタッフが入ったのに紹介が漏れていないか。こうした小さなズレを放置しないことが、信頼を守るための第一歩です。
また、最新の施工事例や納入実績を一言添えてアップするだけでも、サイトに活気が生まれます。プロのような文章を書こうと意気込む必要はありません。現場の様子をスマートフォンで撮影し、「本日は〇〇の現場でした」と事実を添えるだけで十分です。その積み重ねが、検索エンジンに対しても「このサイトは更新されている」というポジティブな信号を送ることになります。
鮮度を保つために毎月チェックしたいリスト
忙しい中でもこれだけは見ておきたい、情報のメンテナンス項目をまとめました。
- お知らせやブログの最終更新日が、直近3ヶ月以内になっているか
- 年末年始や夏季休暇などの特別休業のお知らせが正しく表示されているか
- サービス内容や料金改定など、現在の対面営業で伝えている内容と相違がないか
- 施工事例やお客様の声など、直近で完了した案件が1つでも追加されているか
- 代表挨拶や会社概要の役職、所在地などに変更はないか
こうしたチェックを習慣にすることで、サイトの放置を防ぐことができます。WEB制作は「作って終わり」ではなく「公開してから育てるもの」という意識を持つだけで、ホームページは単なる看板から、頼れる営業パートナーへと進化していきます。
スマートフォンでの見え方と「動作確認」の定期チェック
ホームページ制作の段階では完璧だった表示も、時間が経つにつれて崩れてしまったり、不具合が出たりすることがあります。特にスマートフォンのOSアップデートや、新しい機種の登場によって、以前は正しく見えていたページが使いにくくなっているケースは少なくありません。今の時代、BtoB・BtoCを問わず、最初の接触はスマートフォンであることがほとんどです。
週に一度、あるいは月に一度は、自分のスマートフォンを使って自社サイトを実際に操作してみる習慣を持ちましょう。PCの画面上では問題なくても、スマホで見ると「文字が重なっている」「画像がはみ出している」「ボタンが小さくて押しにくい」といった不便が見つかることがあります。また、お問い合わせフォームが正常に動作しているかの確認も不可欠です。
せっかく興味を持ってくれたお客様が、問い合わせフォームの入力エラーで離脱してしまうのは、ビジネスにおける最大の機会損失です。「お問い合わせが全然来ないな」と思っていたら、実はフォームの不具合でメールが届いていなかったという笑えない話も実際にあります。自分たちの手で定期的に「テスト送信」を行うことは、WEB制作を無駄にしないための重要な防衛策です。
ユーザー目線で行うべき動作確認のポイント
スマートフォンを手に取り、一人の顧客になったつもりで以下の点を確認してみてください。
- トップページを開いてから、内容が表示されるまでにストレスを感じるほど待たされないか
- 住所の部分をタップしたときに、Googleマップが正しく起動するか
- 電話番号の部分をタップして、スムーズに発信画面に切り替わるか
- お問い合わせフォームから実際に送信してみて、自動返信メールが正しく届くか
- ページ内のリンクをいくつかクリックして、リンク切れ(404エラー)が起きていないか
名古屋のビジネスシーンでも、スピード感は信頼の証です。スマホでの操作が快適であることは、それだけで「丁寧な仕事をする会社だ」というポジティブな印象に直結します。技術的な修正が必要な場合は、無理に自分で解決しようとせず、制作会社に「ここが崩れているので直してほしい」と伝えるだけで、サイトの質は維持されます。
現場で得た「顧客の声」をサイトに反映させるサイクル
ホームページを改善していくためのヒントは、アクセス解析などの難しいデータの中だけにあるのではありません。最も価値のある情報は、日々の業務でお客様と接している「現場」にあります。営業活動や接客の中で、お客様からよく聞かれる質問や、喜ばれたポイントをメモしておく習慣をつけましょう。
例えば、名古屋のお客様から「近くに駐車場はありますか?」と頻繁に聞かれるのであれば、サイトのアクセスページに駐車場の案内を詳しく載せるべきです。あるいは「他社と何が違うの?」と聞かれたときに答えている内容こそが、サイトのトップページに載せるべき「強み」の言葉になります。現場で繰り返し説明していることをサイトに掲載しておけば、それはそのままユーザーの利便性向上に繋がり、SEO対策としても非常に強力なコンテンツになります。
WEB制作において「何を載せるか」で迷ったときは、いつもお客様に話していることをそのまま文章にするのが一番の正解です。難しい専門用語を使う必要はありません。等身大の言葉で、顧客の悩みに答える情報を少しずつ増やしていく。このサイクルが確立できれば、ホームページは勝手に「売れるサイト」へと成長していきます。
現場の情報をコンテンツ化するための手順
忙しい中でも無理なくサイトを充実させるための、情報の拾い方を整理しました。
- お客様から「ありがとう」と言われたエピソードを、そのまま「お客様の声」として掲載する
- 商談中によく出る質問を5つほど書き出し、それに対する回答をFAQページに追加する
- 現場での作業風景や工夫しているポイントをスマホで撮り、解説付きでブログにする
- 新しい設備や道具を導入した際、それがお客様にどんなメリットを与えるかを説明する
- 競合他社と比較された際に、自社を選んでもらえた「決め手」を分析してサイトに載せる
これらの作業は、特別なスキルがなくても、現場を一番知っている人であれば誰でもできることです。WEB担当者がいない会社こそ、現場のスタッフ全員で「これサイトに載せられるね」と声を掛け合う文化を作ることが、最強のWeb戦略になります。
プロ(制作会社)との定期的なコミュニケーション
社内にWEBの専門家がいない場合、外部のWEB制作会社との関係性がサイトの寿命を決めます。「作ってもらったらそれっきり」ではなく、数ヶ月に一度でもいいので、サイトの状況を報告してもらったり、相談したりする場を持つことが重要です。WEBの世界は技術の進歩が速いため、素人目には気づかないセキュリティのリスクや、検索エンジンのアルゴリズム変更などが常に起きています。
名古屋にも多くの制作会社がありますが、良い会社は「作って終わり」にはしません。定期的なメンテナンスや、アクセス状況に基づいた改善提案を行ってくれるはずです。自分たちでできる「日常の掃除(情報の更新)」は自社で行い、専門的な「大掃除や設備の点検(システム更新やSEO対策)」はプロに任せる。この役割分担を明確にすることが、忙しい経営者がWEB制作を成功させるための秘訣です。
また、不具合が起きたときにすぐ相談できる窓口があることは、大きな安心感に繋がります。ホームページを会社の重要なインフラと捉え、適切な保守管理コストをかけて守るという意識を持つことが、最終的に大きなトラブルを回避し、コストを抑えることになります。
制作会社と良好なパートナーシップを築くために
外部の専門家を味方につけ、サイトの成果を最大化するための秘訣をまとめました。
- 制作後の保守契約の内容を再確認し、どこまでサポートしてもらえるか把握しておく
- 3ヶ月〜半年に一度、アクセス数や問い合わせ状況の推移をレポートしてもらう
- 自社のビジネスの方向性が変わった際、早い段階で共有し、サイトの修正が必要か相談する
- 自分で更新できる管理画面(CMS)の使い方が分からないときは、遠慮なくレクチャーを求める
- セキュリティアップデートなどの技術的な作業は、信頼できるプロに一任する体制を作る
ホームページ運営は、マラソンのようなものです。自分たちだけで走り続けようとすると息切れしてしまいますが、伴走者(制作会社)がいれば、正しい方向へ進み続けることができます。忙しいからこそ、プロの力を賢く借りて、自社は「現場の情報発信」という、社内の人間にしかできない役割に集中しましょう。
まとめ
ホームページ運営を成功させる鍵は、特別な技術ではなく、日常の「小さな習慣」にあります。情報の鮮度を保ち、スマホでの動作を確認し、現場の声をサイトに落とし込む。そして、プロのサポートを適切に受ける。これらを継続するだけで、あなたのホームページは確実に力を蓄えていきます。まずは月に一度のサイトチェックから、新しい習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール

株式会社デジタルダイブ サービス担当者
1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋をはじめ、東京や大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。
また、webデザインをはじめとしたクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO名古屋」を運営しています。
【許認可】
一般社団法人 日本Web協会、日本セイバーメトリクス協会(理事)、愛知県「あいちロボット産業クラスター推進協議会」(無人飛行ロボット活用WG)、JETRO(日本貿易振興機構)、名古屋市 SDGs 推進プラットフォーム 他
【有資格】
愛知県 競争入札参加資格、名古屋市 競争入札参加資格、全国 競争入札参加資格、全省庁 競争入札参加資格 他