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ホームページを作ったのに問い合わせが来ない原因7選

いいか悪いかの基準、分かれ道のイラスト

せっかく安くない費用をかけてホームページ制作を完了させたのに、公開してから数ヶ月経っても一向に問い合わせが来ない。そんな悩みを抱えている経営者やWEB担当者の方は非常に多いです。「デザインは綺麗だし、内容は間違っていないはずなのに、なぜだろう?」と首をかしげてしまうかもしれません。

実は、WEB制作において「形にする」ことと「成果を出す」ことは全く別のスキルが必要です。多くのサイトは、見た目が整っていても、ユーザーがアクションを起こすための心理的な導線や、検索エンジンに見つけてもらうための工夫が欠けています。特に名古屋のような競合がひしめき合うエリアでは、ただサイトを公開しているだけでは、数え切れないほどの情報の波に飲み込まれてしまいます。

問い合わせが来ない原因は、技術的な問題からコンテンツの伝え方まで多岐にわたります。その多くは、制作時の「ちょっとしたボタンの掛け違い」にあります。自社のサイトが以下の7つの落とし穴にハマっていないか、客観的な視点でチェックしてみることが大切です。原因を特定し、正しく修正を行えば、ホームページは必ず本来の役割を果たしてくれるようになります。

1. そもそも誰にも見つけられていない(集客不足)

問い合わせが来ない最大の原因は、そもそもサイトに人が訪れていないという「集客の欠如」です。どれほど素晴らしいホームページ制作を行っても、誰にも見られなければ存在しないのと同じです。多くの人が「作れば誰かが見てくれる」と考えがちですが、実際には検索結果の海の中から自社を見つけてもらうためには、戦略的なSEO対策が欠けていては成立しません。

例えば、「名古屋 注文住宅」や「名古屋 税理士」といった、ユーザーが実際に検索する言葉で自社サイトが上位に表示されているでしょうか。もし検索結果の3ページ目や4ページ目以降に沈んでいるのであれば、ユーザーと出会う確率は限りなくゼロに近くなります。また、社名で検索してようやく出てくるような状態では、既存の顧客や紹介客以外にリーチすることはできません。

集客を改善するには、ターゲットが抱えている悩みや疑問に答えるコンテンツを増やし、検索エンジンから「有益なサイトだ」と評価される必要があります。WEB制作の段階から、どのような言葉で検索されたいかを明確にし、そのキーワードを適切にサイト内に配置する技術的な設計が不可欠です。

サイトへの流入を増やすために見直すべきポイント

アクセスを増やすためには、ただ待つのではなく、以下のような攻めの姿勢が求められます。

  • ターゲットが検索しそうな「お悩み解決系」のキーワードを盛り込んだブログやコラムを増やす
  • Googleビジネスプロフィールを整え、地図検索(MEO)でも自社が表示されるようにする
  • 専門の制作会社に依頼して、サイト全体の内部構造がSEOに適した形になっているか診断する
  • 予算が許すのであれば、即効性のあるリスティング広告を活用して、意図的にアクセスを呼ぶ
  • SNSを活用して自社サイトへのリンクを貼り、多角的な入り口を用意する

アクセス解析ツールを確認して、一日の訪問者が10名以下であれば、まずはコンテンツの内容以前に「どうやって人を呼ぶか」に注力すべき段階です。地道な情報発信が、5年後の安定した集客基盤を作ることに繋がります。

2. スマートフォンでの操作性が著しく悪い

今の時代、BtoB・BtoCを問わず、情報の入り口はスマートフォンです。しかし、古いホームページを使い続けていたり、PCでの見た目ばかりを優先してWEB制作を行ったりしていると、スマホユーザーにとって非常に使いにくいサイトになってしまいます。これは、自ら顧客を追い返しているのと同じくらい大きな損失です。

スマホユーザーは、少しでも「使いにくい」「見にくい」と感じると、1秒も待たずにブラウザの戻るボタンを押して離脱します。文字が小さすぎて読めない、ボタンが密集していて押し間違える、画像が重くてなかなか表示されない。こうしたストレスは、ユーザーに「この会社は配慮が足りない」というネガティブな印象まで与えてしまいます。

また、Googleはスマートフォンでの使い勝手を重視する「モバイルファーストインデックス」を採用しています。スマホ対応が不十分なサイトは、PCでの評価が良くても、総合的な検索順位を下げられてしまいます。見た目のおしゃれさよりも、まずは「スマホでストレスなく情報を得られるか」という実利の部分を最優先に考えるべきです。

スマホユーザーの離脱を防ぐためのチェックリスト

自分のスマートフォンで自社サイトを開き、一人の顧客になったつもりで操作してみてください。

  • ページを読み込む速度は速いか(3秒以上かかると離脱率が激増します)
  • 電話番号をタップして、そのままスムーズに発信画面に切り替わるか
  • お問い合わせフォームがスマホの画面幅に収まっており、入力しやすいか
  • メニューボタンのサイズが適切で、押し間違いが起きないよう適度な余白があるか
  • 重要なキャッチコピーが、画面を開いてすぐ(ファーストビュー)に目に入るか

こうした基本的な「使いやすさ」を磨くだけで、サイト内に留まる時間は長くなり、結果として問い合わせに繋がる確率が高まります。最新のWEB制作基準に合わせて、スマホユーザーという最大多数の顧客を丁寧におもてなしする設計を目指しましょう。

3. 「誰が、何を解決してくれるか」が3秒で伝わらない

ユーザーがサイトを訪れたとき、そのページを読み進めるかどうかを判断する時間はわずか3秒と言われています。その一瞬で「ここには自分の求めている答えがある」と直感させられなければ、どれほど長文の解説を載せていても読まれることはありません。

よくある失敗は、トップページの目立つ場所に「革新と挑戦」や「未来へ繋ぐ」といった、どの会社でも使えるような抽象的な言葉を置いてしまうことです。ユーザーが知りたいのは、その会社の経営理念よりも先に「自分たちのどんな問題を、どうやって解決してくれるのか」という具体的なメリットです。

名古屋で製造業やサービス業を営んでいるのであれば、「〇〇の加工なら納期◯日以内にお届けします」「名古屋駅から徒歩5分の〇〇専門店」といった具合に、具体的で即効性のあるメリットを掲げるべきです。「見せ方」を変えるだけで、同じサービスであっても問い合わせの数は劇的に変わります。

ユーザーに刺さるキャッチコピーを作るための考え方

自社の強みを正しく伝えるために、以下の要素をファーストビューに盛り込むことが重要です。

  • ターゲット(誰に)を特定する言葉を入れる(例:名古屋で中古車をお探しの方へ)
  • 解決できる問題(何を)を明確にする(例:即日査定、高価買取を実現します)
  • 他社との違い(強み)を一言で表す(例:創業50年、累計1万件の相談実績)
  • 権威性や信頼の証を添える(例:地域満足度No.1、〇〇認定工場)
  • 次に何をすべきか(行動)を促す(例:まずは無料お見積もり)

サイトの主役は会社ではなく、あくまで顧客です。顧客が主役となるストーリーをWEB制作の軸に据えることで、初めて「自分のためのサイトだ」と感じてもらえるようになります。今のサイトを開いて、全く知らない人がすぐに事業内容を理解できるか、一度見直してみる必要があります。

4. 信頼を裏付ける「客観的な証拠」が足りない

どれほど魅力的な言葉を並べても、インターネット上の情報は常に疑われています。特に、初めてあなたの会社の名前を聞くユーザーにとって、その言葉が本当かどうかを確かめる手段は、ホームページ上に載っている「証拠」しかありません。証拠が不十分なサイトは、たとえ興味を持たれても「騙されたくない」という防衛本能によって、問い合わせを躊躇させてしまいます。

ここで言う証拠とは、具体的な施工事例や、導入実績、そして実際にサービスを利用したお客様の声です。これらが一切ないサイトや、「実績多数」とだけ書いてあるサイトは、信頼を得るのが非常に困難です。また、載せている写真がフリー素材ばかりのサイトも、実態が見えにくいため敬遠される傾向にあります。

名古屋のビジネスシーンでは、信頼の積み重ねが何よりの財産です。その財産を、ホームページ上でも目に見える形に翻訳して掲載しなければなりません。多少デザインが不格好であっても、実際に作業している泥臭い現場の写真や、手書きのお客様アンケートが載っている方が、何倍も強力な「背中を押す力」になります。

信頼性を高めるために優先して掲載すべきコンテンツ

ユーザーの不安を「安心」に変えるためには、以下の5つの証拠が不可欠です。

  • 実際の仕事の流れがわかる写真付きの「施工・導入事例」
  • 具体的なメリットが書かれた、嘘偽りのない「お客様のインタビューや声」
  • 資格証や認定証、メディア掲載実績など「第三者からの評価」
  • 代表者やスタッフの顔写真と、仕事に対する「想い・こだわり」の紹介
  • 会社の内観や外観、作業風景など、実在することを証明する「リアルな画像」

「うちのような小さな会社に実績なんて……」と遠慮する必要はありません。一つひとつの案件を丁寧に解説し、なぜ喜ばれたのかを言語化することが、最強のWEB制作戦略になります。情報の鮮度を保つためにも、新しい実績ができたらすぐに更新する習慣を持ちましょう。

5. お問い合わせのハードルが「心理的」に高すぎる

サイトの内容に納得し、「相談してみようかな」と思ったユーザーを最後に立ち止まらせてしまうのが、お問い合わせフォームの不備や、問い合わせに対する心理的なハードルです。ここに問題があると、これまでの努力がすべて水の泡になってしまいます。

例えば、お問い合わせフォームの入力項目が多すぎる場合、ユーザーは途中で面倒になって入力をやめてしまいます。氏名やメールアドレスだけでなく、住所、電話番号、詳しい相談内容、さらにはアンケートまで必須項目になっているサイトが散見されますが、まずは「連絡先」を確保することを最優先に考えるべきです。

また、「お問い合わせ=即、契約を迫られる」という恐怖心を持っているユーザーもいます。そのため、問い合わせることでどんなメリットがあるのか、その後どのような流れで話が進むのかを明示しておくことが重要です。「しつこい勧誘は一切ありません」「まずは概算のお見積もりをメールで送ります」といった一言があるだけで、ボタンを押す心理的負担は劇的に軽くなります。

スムーズな問い合わせを促すための改善策

コンバージョン(成約)率を高めるために、フォーム周りでは以下の工夫が求められます。

  • 入力項目を最小限に絞り、必須項目を明確にする(目安は3〜5項目程度)
  • お問い合わせ完了後の流れ(いつ、どのような形で連絡が来るか)を明記する
  • 「送信する」という言葉だけでなく、「無料で相談する」「資料をダウンロードする」などメリットを強調した文言にする
  • プライバシーポリシーへの同意が分かりやすく、個人情報の取り扱いへの安心感を与える
  • 電話での問い合わせを希望する人のために、ボタンひとつで発信できる仕組みを作る

ユーザーは常に「失敗したくない」と考えています。問い合わせが、失敗ではなく「課題解決の第一歩」であることを丁寧に伝える配慮が必要です。WEB制作においては、フォームの使い勝手(EFO)こそが、売上に直結する最後の砦となります。

6. ライバルと比較されたときに「選ぶ理由」がない

インターネットで検索をしているユーザーは、ほぼ確実に競合他社のサイトも同時に開いています。名古屋でホームページ制作を検討しているなら、近隣のライバル企業と比較されるのは避けられません。その比較検討のリングにおいて、自社独自の「選ばれる理由」が提示できていないサイトは、記憶に残らず流されてしまいます。

「選ばれる理由」とは、必ずしも業界で一番である必要はありません。「地域密着でフットワークが軽い」「この工程だけは他社より時間をかけている」「特殊な素材を扱える」といった、ニッチな強みで十分です。他社も言っているような「高品質」や「低価格」だけでは、ユーザーの心に引っ掛かりを作ることはできません。

比較検討しているユーザーは、消去法で候補を絞り込みます。情報の不足しているサイト、個性のないサイトは、早い段階で選択肢から外されます。自社が誰の、どんな悩みを、どのように解決するのが最も得意なのかを明確に宣言することが、激しい競争の中で一歩抜きん出るための条件です。

競合との差別化を打ち出すための「独自の強み(USP)」の探し方

自社の強みが見当たらないときは、以下の視点で深掘りしてみてください。

  • 他社が「面倒くさい」と言って断るような仕事を、自社は引き受けていないか
  • なぜ、長年付き合いのあるお客様は、他社に乗り換えずに自社を選び続けてくれるのか
  • 業界の常識とされているやり方に対して、自社が独自に工夫している「現場の知恵」はないか
  • 価格やスペック以外の、接客の丁寧さやスピードといった「付加価値」は何か
  • 代表者やスタッフの経歴、専門的な知識など、属人的な強みはないか

これらを言葉にして、ホームページ上の目立つ場所に配置しましょう。「〇〇でお困りなら、名古屋の〇〇社にお任せください」という断定的な表現は、迷っているユーザーにとって大きな安心感となります。自社の個性を出すことを恐れず、WEB制作のコンセプトとして貫くことが大切です。

7. サイトが「死んでいる」(更新が完全に止まっている)

最後に、根本的かつ非常に多い原因が「サイトの放置」です。数年前にホームページ制作を行ったきり、一回も内容を書き換えていない、お知らせが古い日付のままで止まっている。こうした「死んでいるサイト」は、ユーザーに対して不信感を与えるだけでなく、検索エンジンからも見放されてしまいます。

古い情報のまま放置されていると、ユーザーは「この会社、今も営業しているのかな?」「最新の状況に対応できていないのではないか」と疑念を抱きます。たとえ実態は活発に活動していても、デジタル上の窓口が閉ざされたようになっていれば、新規の問い合わせは入りません。

また、WEBの世界は技術の進歩が非常に速いです。数年前は問題なかったデザインやシステムも、今では古臭く、セキュリティ上のリスクを抱えたものになっているかもしれません。「作って終わり」ではなく、時代に合わせて内容をアップデートし続けることが、ホームページを資産として守り抜くために不可欠な習慣です。

ホームページを「生きた資産」にするための継続的な運用

忙しい業務の合間でも、最低限これだけは続けておきたい運用習慣をまとめました。

  • 月に一度は、新しい実績や施工事例を一軒追加する
  • 代表メッセージや社員紹介の写真を、現在の姿に合わせて定期的に撮り直す
  • 業界の最新動向や役立つ知識を、プロの視点からコラムとして定期発信し続ける
  • サイトの不具合やリンク切れがないか、月に一度はスマートフォンで全ページ確認する
  • アクセス解析を確認し、ユーザーが求めている情報に合わせてページを微調整する

ホームページは会社と共に成長していく生き物です。変化を恐れず、常に「今のベスト」を見せ続ける努力が、最終的に大きな問い合わせ数となって返ってきます。担当者がいない場合でも、制作会社と協力体制を築き、無理のない範囲で情報の鮮度を保ち続けましょう。

まとめ

ホームページから問い合わせが来ない原因は、集客の不備から信頼の欠如、そして使い勝手の悪さまで多岐にわたります。しかし、これらはすべて「ユーザーの目線」に立ち返って改善を行うことで、解決可能なものばかりです。デザインの美しさにとらわれず、まずは基本的な土台を一つずつ整えていきましょう。あなたの会社の魅力が正しく伝わるサイトへと進化させるために、今のサイトが抱える課題に向き合うことから始めてみませんか。


デジタルダイブ
株式会社デジタルダイブ サービス担当者

1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋をはじめ、東京や大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。
また、webデザインをはじめとしたクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO名古屋」を運営しています。

【許認可】

一般社団法人 日本Web協会、日本セイバーメトリクス協会(理事)、愛知県「あいちロボット産業クラスター推進協議会」(無人飛行ロボット活用WG)、JETRO(日本貿易振興機構)、名古屋市 SDGs 推進プラットフォーム 他

【有資格】
愛知県 競争入札参加資格、名古屋市 競争入札参加資格、全国 競争入札参加資格、全省庁 競争入札参加資格 他