必須なのは？SEOの内部施策と外部施策について

ウェブサイト運営している方は、「SEO」という言葉を耳にしたり、目にしたりする機会が多くあるかと思います。
しかし、実際には「SEO」という言葉は知っていても、どこから手をつけて対策をすれば良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか？

この記事では、SEO対策の中でも特に重要な「内部施策」と「外部施策」について詳しく解説していきます。
また、SEO施策を始めるにあたってどんなことを取り組めば良いのか、自分たちでできることや、専門家に依頼すべきことなど具体的な施策をご紹介いたします。

「内部施策」ってどんなこと？

そもそもSEO対策とは、「Search Engine Optimization」の頭文字で、日本語では「検索エンジン最適化」となります。
Googleなどの検索エンジンの検索結果で自社のウェブサイトを上位表示させるための施策です。

現代において、多くの人が何かを知りたいと思った時に、まずGoogleなどの検索エンジンを利用し検索するため、検索結果の上位に表示されることで、より多くの人々に見てもらう機会が増え、結果的に集客に繋がる可能性が高まります。
詳しくは「SEOとは？専門家が教える役立つSEO対策！」の記事で説明しています。

SEO対策は大きく分けて、「内部施策」と「外部施策」の2つの柱に分けられます。

検索エンジンに自社のウェブサイトを正確かつ素早くコンテンツや構造をクロールさせ、正確にインデックスしてもらう施策のことを内部施策と言います。

つまりは、ウェブサイト内部を整理整頓し、検索エンジンに自社のウェブサイトが品質の高いものであることをアピールすることです。

「外部施策」ってどんなこと？

外部施策とは、自社のウェブサイト以外の外部のウェブサイトから高い評価を元に、自社のウェブサイトが信頼性の高いサイトであること示す対策のことを言います。
具体的な外部のウェブサイトから評価を得る方法には、被リンクや、サイテーションなどがあります。

被リンクとは？

被リンクとは、外部のウェブサイトからリンク設定されていることを言います。
外部のウェブサイトでリンクが掲載されているということは、自社のウェブサイトを紹介したい、と第三者から推薦されているということになります。
その結果、検索エンジンが自社のウェブサイトは信頼性が高いと判断し、高い評価を得られます。また、外部のウェブサイトからのアクセスも見込めます。

サイテーションとは？

サイテーションとは、日本語で言えば「言及」や「引用」のことです。
SEO的な観点では、自社のウェブサイト名、ブランド名、サービス名などが、他のウェブサイトやSNS上で言及されることを言います。
サイテーションされることによって、直接的に検索順位の影響を与えるよりは、権威性や信頼性を高めるという側面が強いです。

「内部施策」と「外部対策」どちらが重要なの？

「内部施策」と「外部施策」の違いとしては、自社のウェブサイトが品質の高いものであることをアピールすることか、外部からの高い評価を得ることで信頼の高いサイトであることを示すことです。
品質や信頼性を高めるという点ではどちらも同じように見えるかもしれませんが、どちらかと言えば「内部施策」の方が重要です。

では、なぜ内部施策の方が重要なのでしょうか。
内部施策は、自分たちでコントロールできる範囲が大きく、施策を行ってから効果をすぐに実感することができます。
また、内部施策が十分にされていない状態では外部施策から得られる効果は非常に少なくなるからです。

例えば、ユーザーへの品質が低いコンテンツのウェブサイトと品質が高いウェブサイトの2つに同じように多くの被リンクが集まっていたとします。
検索エンジンからすれば、より品質の高いウェブサイトの方を高く評価するのは明らかです。

実際には、どんなことをすればいいの？

では、ここからは内部施策の方が重要なことが分かった上で、実際にはどのようなことを行えばいいのかを詳しく見ていきましょう。

まずは、内部施策の目的としては大きく分けて2つのグループに分けることができます。
1．クローラーが巡回しやすいようにする
2．インデックスされたページを読み取りやすくする

クローラーが巡回しやすいようにする

クローラーとは、ウェブサイトの検索順位の評価をするために、サイトを巡回（クロール）して情報を収集するロボットのことです。 このクローラーが、ウェブサイトを巡回しやすいように最適化していきましょう。

URL構造の整理しよう
クローラーは、URLを見て、どのページがどのページと関連しているのかを判断しています。
分かりやすいURL構造は、クローラーが迷わずに目的のページにたどり着く手助けになります。

分かりやすいURL構造にするには、トップページから目的のページまでの階層をなるべく少なくして直感的に分かりやすい階層構造にすることや、URLの中にそのページのテーマとなるキーワードを自然に含めて検索エンジンにページの内容をより正確に伝えること、単語と単語を区切る場合は、アンダーバー(_)ではなく、ハイフン(-)で区切るとより読みやすくなり、クローラーにも理解されやすいです。

XMLサイトマップの作成しよう
クローラーは、XMLサイトマップを参照することで、ウェブサイトの全てのページを効率的に発見することができます。
特に、新しいページや更新されたページを早く認識してもらうのに役立ちます。

robots.txtの設定しよう
不要なページをクローラーから隠し、クロールに要する時間を短縮することで、より重要なページにクローラーのリソースを集中させることができます。
プライバシー保護のためにパスワードで保護されたページや、重複コンテンツのページなどは、クロールが不要なのでrobotos.txtでブロックしておくとよいです。

インデックスされたページを読み取りやすくする

クローラーはロボットのため、皆さんが普段見ているウェブサイトの画面を見ている訳ではありません。
画面上がどれだけきれいに作られていても、内部が整理整頓されていなければ正しく内容を読み取ることができません。

ページタイトルにキーワードを含めよう
ユーザーがどのウェブサイトをクリックするかを決める上でページタイトルは非常に重要な要素となります。
検索エンジンの検索結果に表示するかどうかを判断する際には、ユーザーの検索キーワードとタイトルタグに含まれるキーワードを照らし合わせるため、ターゲットとするキーワードを自然な形で含めることで、検索エンジンにページの内容を正確に伝えることができます。

しかし、キーワードを詰め込みすぎたり、不自然な表現にすることは逆にウェブサイトの評価を下げることに繋がるので注意が必要です。

見出しタグの活用をし、文章構造をハッキリさせよう
検索エンジンは、見出しタグや文章の構造から、ページのテーマや重要な情報を把握するため、ページの構造が明確化されていると、検索エンジンがページの内容を理解しやすくなります。
また、ユーザーにとっても見やすいページになります。

簡単なところで言えば、h1タグはページで一つだけにすることや、各セクションごとに、h2タグ、h3タグ等でタイトルをつけること、適度に段落を分けることで文章が読みやすくしたり、スト形式で情報を整理すると要点が分かりやすくなります。

メタディスクリプションの最適化しよう
メタディスクリプションは、ユーザーが検索結果からクリックするかどうかを決める重要な要素であるため、ユーザーのクリックを促す魅力的な文章にすることで、クリック率の向上に繋がります。

画像のalt属性を適切につけよう
検索エンジンは、alt属性の内容から画像の内容を理解します。
その為、 ターゲットキーワードを自然に含め、画像の内容を正確に説明することで画像検索での表示順位向上に繋がります。

今回ご紹介した施策は内部施策のごく一部ですが、地道に一つ一つの施策を丁寧に実施することで、検索エンジンから高い評価を得て、より多くのユーザーにウェブサイトを見てもらえるようになります。

最後に

ここまで、SEO施策の「内部施策」と「外部対策」のご説明・どちらが重要なのかについてや、ご自身で行っていただけるような簡単なものからプロであるウェブ制作会社などに頼まないといけないような難しいものまで色々な施策方法をお話してきました。

まずは自分でできるような簡単なところから取り組んでみようと思われた方や、自分で対応するには難しそうだから誰かプロにお願いしてみようかなと思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

デジタルダイブでは創業から25年以上の豊富な実績と数多くのお客さまを10年以上サポートしてきた経験から、新しくウェブサイト立ち上げやリニューアル時にSEO施策を意識した構造や技術力で検索エンジンに強いサイト作りははもちろんのことながら、ご自身や他社にて制作されたウェブサイトがどれくらいSEO施策されているかのチェックからその後の修正・運用サポートまで対応することが可能です。
またその他にも、ウェブサイトを運用していく際に、どのような点に気を付けることが必要なのかレクチャーや、実際に運用してからSEO分析のレポートやご提案サポートなども行っております。

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