- コラム
パソコンが起動しない・電源が入らない時に試すこと
「電源ボタンを押しても何も起きない」「画面が真っ暗なまま」「ロゴマークで止まってしまう」——こんな状況になると、大切なデータが消えてしまうのではと焦ってしまいますよね。
パソコンが起動しない原因はいくつかのパターンに分かれており、深刻な故障ではなく簡単な操作で解決できるケースも多くあります。まずは落ち着いて、症状に合った対処法を順番に試してみましょう。
この記事では、パソコンが起動しない・電源が入らない時に自分でできる確認ポイントと対処法をわかりやすく解説します。
目次
まず「症状」を確認する
対処法は症状によって異なります。自分のパソコンがどの状態かを最初に確認しましょう。
症状A|電源ランプすら点灯しない 電源ボタンを押しても、ランプが光らない・ファンが回らない・画面に何も表示されない状態です。電源まわりの問題が原因である可能性が高いです。
症状B|電源は入るが画面が真っ暗のまま 電源ランプは点灯し、ファンも回っているのに画面が真っ暗な状態です。ディスプレイやグラフィック関連の問題が考えられます。
症状C|メーカーロゴやWindowsのロゴで止まる 起動途中でロゴが表示されたまま進まない状態です。OSやシステムファイルに問題がある可能性があります。
症状D|エラーメッセージが表示される 「BSOD(ブルースクリーン)」や「自動修復を準備しています」などのメッセージが表示されている状態です。
【症状A】電源が入らない時の対処法
対処法①|電源ケーブルの接続を確認する
もっとも基本的な確認です。電源ケーブルがコンセントとパソコン本体の両方にしっかり差し込まれているか確認しましょう。
ノートパソコンの場合、充電ケーブルが緩んでいてバッテリーが完全に切れてしまっているケースがよくあります。充電ケーブルをしっかり接続してから、数分待って電源を入れ直してみましょう。
対処法②|コンセントや電源タップを確認する
使用しているコンセントや電源タップに問題がある可能性があります。別のコンセントに差し替えて試してみましょう。電源タップを使用している場合は、タップ自体のスイッチがオフになっていないか、ブレーカーが落ちていないかも確認してください。
対処法③|強制シャットダウンから再起動する
電源ボタンを5〜10秒間長押しすると強制シャットダウンができます。その後、電源ボタンを短く押して再起動を試みましょう。一時的なシステムの不具合がリセットされて起動できることがあります。
対処法④|バッテリーを一度外す(ノートパソコン)
ノートパソコンで取り外し可能なバッテリーの場合、バッテリーを取り外してから電源ケーブルだけで起動を試みましょう。バッテリーの一時的な不具合が原因の場合に有効です。
最近のノートパソコンはバッテリーが内蔵されているものが多く、自分で取り外すことが難しいため、その場合はメーカーのサポートに相談しましょう。
対処法⑤|周辺機器をすべて取り外す
USBメモリ・外付けHDD・プリンター・モニター(外部)など、パソコンに接続されている周辺機器をすべて取り外してから起動を試みましょう。周辺機器の影響で起動できないケースがあります。
【症状B】電源は入るが画面が真っ暗な時の対処法
対処法①|外部モニターとの接続を確認する
デスクトップパソコンの場合、モニターへのケーブル接続が緩んでいる・外れていることがあります。ケーブルを抜き差しして、接続を確認しましょう。
対処法②|モニターの電源と入力切替を確認する
モニター自体の電源がオフになっている、または入力端子の切替(HDMI・DisplayPort・VGAなど)が正しくない場合は画面が映りません。モニターの電源ボタンと入力切替ボタンを確認しましょう。
対処法③|画面の輝度(明るさ)を確認する
ノートパソコンの場合、画面の輝度が最低まで下げられていると真っ暗に見えることがあります。ファンクションキー(Fn)+輝度調整キーで明るさを上げてみましょう。
対処法④|外部ディスプレイに接続して確認する(ノートパソコン)
ノートパソコンのディスプレイ自体が故障している可能性を確認するために、HDMIケーブルでテレビや外部モニターに接続してみましょう。外部モニターには正常に映る場合、パソコン本体のディスプレイまたは接続部分に問題があります。
【症状C】起動途中でフリーズする時の対処法
対処法①|強制シャットダウン後に再起動する
電源ボタンを長押しして強制シャットダウンし、再度起動を試みましょう。更新プログラムの適用中に電源が落ちた場合など、再起動で自動的に修復が行われて正常に起動できることがあります。
対処法②|セーフモードで起動する
Windowsが正常に起動しない場合、「セーフモード」という最低限の機能だけで起動する方法を試しましょう。
セーフモードで起動する方法(Windows 10・11)
STEP 1:電源ボタンを長押しして強制シャットダウンする
STEP 2:電源を入れて、Windowsのロゴが表示されたら再度電源ボタンを長押しして強制シャットダウンする
STEP 3:これを2〜3回繰り返すと「自動修復」画面が表示される
STEP 4:「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」をクリックする
STEP 5:再起動後に表示される番号の中から「4」または「F4」を押してセーフモードで起動する
セーフモードで起動できた場合は、最近インストールしたソフトやドライバーが原因の可能性があります。問題のあるソフトをアンインストールしてから通常起動を試みましょう。
対処法③|スタートアップ修復を実行する
Windowsには「スタートアップ修復」という自動修復機能が搭載されています。セーフモードの手順と同様に「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」を選択すると、Windowsが自動的に問題を検出・修復しようとします。
【症状D】エラーメッセージが表示される時の対処法
ブルースクリーン(BSOD)が表示される場合
青い画面に白い文字でエラーコードが表示される「ブルースクリーン(BSOD)」は、深刻なシステムエラーが発生していることを示します。
表示されているエラーコード(「CRITICAL_PROCESS_DIED」「MEMORY_MANAGEMENT」など)をスマートフォンで写真に撮っておきましょう。エラーコードで検索すると原因と対処法が見つかることが多いです。
強制シャットダウン後に再起動すると自然に回復することもありますが、繰り返し発生する場合はハードウェアの故障やドライバーの問題が疑われます。
「自動修復を準備しています」で止まる場合
Windowsが自動修復を試みているサインです。そのまま数分〜数十分待ってみましょう。修復が完了すれば正常に起動できます。
長時間(1時間以上)経っても変化がない場合は、強制シャットダウンしてスタートアップ修復を試みるか、サポートへの相談を検討しましょう。
データを守るために今すぐできること
起動トラブルが起きてから「バックアップを取っておけばよかった」と後悔しても遅いです。パソコンが正常に動いている今のうちに、定期的なバックアップを習慣にしておきましょう。
Windowsなら「ファイル履歴」や「OneDrive」、Macなら「Time Machine」や「iCloud」を使えば、自動的にデータのバックアップが取れます。外付けHDDとクラウドの両方に保存しておくと、より安心です。
修理や買い替えを検討するサイン
以下のような場合は、自分での対処に限界があります。メーカーのサポートや修理業者に相談しましょう。
- 上記の対処法をすべて試しても解決しない
- 異音(カチカチ・ガリガリという音)がする
- 焦げたような匂いがする
- 落下・水没などの物理的なダメージがある
- 購入から5年以上経過しており、頻繁にトラブルが起きる
まとめ
パソコンが起動しない・電源が入らない時の対処法を症状別にまとめます。
- 電源が入らない:ケーブル接続の確認→別コンセントで試す→強制シャットダウン→周辺機器を外す
- 画面が真っ暗:モニターのケーブルと電源確認→輝度の確認→外部ディスプレイで確認
- 起動途中で止まる:強制シャットダウン後に再起動→セーフモードで起動→スタートアップ修復
- エラーメッセージ:エラーコードをメモして検索→自動修復を待つ→繰り返す場合はサポートへ
多くのケースは再起動・ケーブル確認・セーフモード起動で解決できます。焦らず症状に合った対処法を一つずつ試してみましょう。
投稿者プロフィール

株式会社デジタルダイブ サービス担当者
1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋をはじめ、東京や大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。
また、webデザインをはじめとしたクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO名古屋」を運営しています。
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