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ZIPファイルの解凍・圧縮方法|Windows・Macでの最新手順を解説

ZIPファイルの解凍・圧縮方法|Windows・Macでの最新手順を解説

パソコンを使っていると、必ずといっていいほど出会うのが「ZIPファイル」です。メールに添付されたファイルを開こうとしたとき、ソフトウェアをダウンロードしたとき、誰かにデータを送るとき——あらゆる場面でZIPファイルは登場します。

しかし、「開こうとしたら中身が見られなかった」「圧縮したいけどやり方がわからない」「MacとWindowsで手順が違う気がする」といった声は、今でも非常に多く聞かれます。特にパソコン操作に慣れていない方や、久しぶりに操作する方にとっては、ちょっとしたつまずきポイントになりがちです。

本記事では、ZIPファイルの基本的な仕組みから、Windows・Macそれぞれの最新の解凍・圧縮手順、よくあるトラブルとその解決策までわかりやすく解説します。この記事を読み終えれば、ZIPファイルの操作で迷うことはなくなるはずです。

そもそもZIPファイルとは?圧縮・解凍の基本を理解しよう

ZIPファイルとは、複数のファイルやフォルダをひとつにまとめ、データ容量を小さくするための「圧縮ファイル形式」のひとつです。拡張子は「.zip」で表されます。

インターネット上でのファイルのやりとりや、メールへの添付、クラウドストレージへのアップロードなど、現代のデジタル業務においてZIPファイルは欠かせない存在です。その理由は大きく2点あります。

まず「複数ファイルをひとつにまとめられる」点です。たとえば100枚の写真を送りたいとき、1ファイルずつ添付するのは現実的ではありません。ZIPにまとめることで、ファイルをひとつの単位として扱えます。次に「容量を削減できる」点です。テキストファイルや画像ファイルなど、種類によっては元サイズの数十パーセントまで圧縮できるケースもあります。

「解凍(展開)」とは、このZIPファイルを元の状態に戻す操作のこと。「圧縮」はその逆で、ファイルやフォルダをZIP形式にまとめる操作を指します。英語では「Extract(抽出)」「Compress(圧縮)」と表現されることもあります。

用語意味英語表現
圧縮複数ファイルをZIPにまとめる操作Compress / Archive
解凍(展開)ZIPファイルを元の状態に戻す操作Extract / Unzip
.zip最も一般的な圧縮ファイルの拡張子ZIP format
.zipx / .7z / .rarZIP以外の圧縮形式(別途ソフトが必要な場合がある)Other archive formats

WindowsもMacも、現在では標準機能だけでZIPの圧縮・解凍が可能です。基本的な操作であれば、追加ソフトをインストールする必要はありません。ただし、用途によっては専用ツールが役立つ場面もあるため、後半でご紹介します。

WindowsでのZIP解凍方法|標準機能を使った最新手順

Windows 10・Windows 11では、エクスプローラーに組み込まれた機能を使って、ZIPファイルをソフトなしで解凍できます。手順はとてもシンプルです。

まず、解凍したいZIPファイルを右クリックします。表示されたメニューの中に「すべて展開」という項目があるのでクリックしてください。展開先フォルダの確認ダイアログが表示されますので、保存先を指定して「展開」ボタンを押せば完了です。

なお、Windows 11では2022年秋のアップデート以降、右クリックメニューの表示が変わり、「すべて展開」が最初から見えない場合があります。その場合は「その他のオプションを表示」をクリックしてから「すべて展開」を選ぶと操作できます。

OSバージョン操作手順備考
Windows 10ZIPを右クリック →「すべて展開」右クリックメニューに直接表示される
Windows 11(初期)ZIPを右クリック →「すべて展開」右クリックメニューに直接表示される
Windows 11(2022年秋以降)右クリック →「その他のオプション」→「すべて展開」メニューが簡略化されたため一手間増えた

また、エクスプローラーでZIPファイルをダブルクリックすると、中身のファイルが「見えている」状態になります。しかしこれは展開前の状態であり、ファイルを直接編集・移動しようとすると問題が起きることがあります。かならず「すべて展開」を使って、実際に解凍してから使うようにしましょう。

解凍先を変更したい場合は、ダイアログで「参照」ボタンをクリックして任意のフォルダを指定するか、事前にデスクトップなど分かりやすい場所にZIPファイルを移動してから展開するのがおすすめです。

WindowsでのZIP圧縮方法|ファイル・フォルダをまとめる手順

Windowsで複数のファイルやフォルダをZIPに圧縮するのも、エクスプローラーだけで完結します。

圧縮したいファイルやフォルダを選択し(複数選択はCtrlキーを押しながらクリック)、右クリックします。Windows 10ではメニューに「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」という項目があります。Windows 11では「ZIPファイルに圧縮する」または「その他のオプション」→「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」から操作できます。

圧縮が完了すると、選択したファイルと同じ場所に「.zip」ファイルが作成されます。ファイル名はデフォルトで最初に選択したファイル名が使われますので、わかりやすい名前に変更してから相手に送るようにしましょう。

操作Windows 10の手順Windows 11の手順
圧縮右クリック →「送る」→「圧縮(zip形式)フォルダー」右クリック →「ZIPファイルに圧縮する」(または「その他のオプション」経由)
解凍右クリック →「すべて展開」右クリック →「すべて展開」(または「その他のオプション」経由)

ひとつのファイルだけを圧縮したい場合も同様の手順です。なお、フォルダごと圧縮すると、フォルダ構造ごとZIPに格納されます。受け取り側がフォルダとして展開できるので、ファイルを整理してから送りたいときに便利です。

MacでのZIP解凍方法|アーカイブユーティリティの使い方

Macでは、ZIPファイルをダブルクリックするだけで解凍が完了します。これはmacOSに内蔵されている「アーカイブユーティリティ」が自動的に起動するためです。

基本的な手順は非常にシンプルです。Finderで解凍したいZIPファイルを見つけ、ダブルクリックしてください。すると自動的にZIPファイルと同じ場所に展開されます。ZIPファイルの名前でフォルダが作成され、中身が展開される形式です。

ただし、ZIPファイルの内容が単一のファイルの場合は、フォルダではなくファイルそのものが展開されます。また、解凍後にZIPファイルを自動削除するかどうかは「アーカイブユーティリティ」の設定で変更できます。

解凍先を変更したい場合は、アーカイブユーティリティの設定を変えるか、ファイルを右クリックして「開く」→「アーカイブユーティリティ」で起動すると、展開先を指定するダイアログが表示されることがあります。毎回展開先を聞いてほしい場合は設定の変更が必要です。

MacでのZIP圧縮方法|Finderから簡単にZIPを作成する

Macで複数ファイルをZIP圧縮するのも、追加ソフトなしで行えます。手順は以下のとおりです。

圧縮したいファイルやフォルダを選択し(複数選択はCommandキーを押しながらクリック)、右クリック(またはControlキー+クリック)でコンテキストメニューを開きます。メニューの中に「”〇〇”を圧縮」または「X個の項目を圧縮」という項目が表示されるのでクリックしてください。同じ場所に「アーカイブ.zip」という名前でZIPファイルが作成されます。

操作Macの手順作成されるファイル名
1ファイルを圧縮右クリック →「”ファイル名”を圧縮」ファイル名.zip
複数ファイルを圧縮複数選択して右クリック →「X個の項目を圧縮」アーカイブ.zip
フォルダごと圧縮フォルダを右クリック →「”フォルダ名”を圧縮」フォルダ名.zip

複数ファイルをまとめて圧縮すると「アーカイブ.zip」という汎用的な名前になるため、送付前にわかりやすいファイル名に変更することをおすすめします。また、Macで作成したZIPをWindowsユーザーに送ると、「__MACOSX」というフォルダが一緒に入ってしまうことがあります。これはMac特有の隠しファイルで、Windowsでは不要なものです。気になる場合は後述のサードパーティツールを活用するとすっきりした状態で送れます。

WindowsとMacの違いを比較|操作の違いを一覧でチェック

WindowsとMacの操作方法を並べて確認したい方のために、比較表を用意しました。どちらも標準機能のみで対応できますが、細かな違いがあるため把握しておきましょう。

項目Windows 11Mac(macOS Ventura以降)
解凍方法右クリック →「すべて展開」ダブルクリック
圧縮方法右クリック →「ZIPファイルに圧縮する」右クリック →「〇〇を圧縮」
追加ソフト不要
展開先の指定ダイアログで指定可能設定変更が必要
__MACOSXフォルダなし作成される場合あり
パスワード付きZIPの作成標準では不可(ツールが必要)標準では不可(ツールが必要)
文字化けのリスク日本語ファイル名で稀に発生Windowsからのファイルで稀に発生

どちらのOSでも標準機能で基本的な操作は完結しますが、ビジネス用途やセキュリティが求められる場面では、次のセクションで紹介するツールの活用を検討してみてください。

よく使われる無料ツール|標準機能では対応できない場合に

標準機能では対応しきれないシーンがあります。たとえばパスワード付きZIPの作成・解凍、ZIP以外の圧縮形式(7z、rarなど)の扱い、大容量ファイルの分割圧縮などです。そのような場合に役立つ、代表的な無料ツールを紹介します。

ツール名対応OS主な特徴おすすめ用途
7-ZipWindows高圧縮率・多形式対応・完全無料7zやrarの解凍、高圧縮が必要なとき
LhaplusWindows軽量・日本語対応・ドラッグ&ドロップ操作日本語ファイル名の文字化け対策にも有効
The UnarchiverMac多形式対応・App Storeから無料インストールWindowsからのファイル解凍・文字化け防止
KekaMac圧縮・解凍両対応・クリーンなZIP作成__MACOSXフォルダを含まないZIP作成
WinRARWindows / Macrar形式に対応・分割圧縮も可能大容量ファイルの分割・rarファイルの解凍

特にWindowsとMacを混在して使う職場環境や、海外とファイルをやりとりするケースでは、ツールを導入しておくと文字化けや互換性の問題を防げます。7-ZipはWindowsユーザーに特に広く使われており、信頼性と機能性のバランスがよいため、まず試してみる一本としておすすめです。

パスワード付きZIPの作成・解凍方法

機密性の高いファイルをメールで送る際などに、「パスワード付きZIP」を使うケースがあります。残念ながらWindowsもMacも、標準機能ではパスワード付きZIPの作成には対応していません(解凍は対応しています)。

パスワード付きZIPを作成するには、前述のツールを活用します。Windowsであれば7-ZipやWinRARが対応しており、圧縮時にパスワードを設定できます。Macの場合はKekaやThe Unarchiverの上位機能、あるいはターミナルコマンドを使う方法があります。

なお、パスワード付きZIPについてはセキュリティ上の課題も指摘されています。ファイルとパスワードを同じメールで送る「PPAP」と呼ばれる慣行は、現在では多くの企業がセキュリティ上の理由から推奨しない方向に動いています。重要なファイルのやりとりには、GoogleドライブやDropboxなどのクラウドサービス、またはビジネスチャットの安全な共有機能の利用を検討する方が、現代の標準に沿っているでしょう。

ZIPファイルのトラブル対処法|よくある問題と解決策

ZIPファイルを操作する際に起きやすいトラブルと、その対処法をまとめます。「なぜかうまくいかない」と感じたときに参考にしてください。

ファイル名が文字化けする

WindowsとMacの間でZIPファイルをやりとりすると、日本語のファイル名が文字化けすることがあります。これは文字コードの扱いの違いによるものです。Windowsでは「Shift-JIS」、Macでは「UTF-8」が使われることが多く、この差が文字化けを引き起こします。対処法としては、Windowsでは7-ZipやLhaplusで展開する、Macではthe Unarchiverを使うと改善されるケースが多いです。

解凍できない・エラーが表示される

「ファイルが壊れています」などのエラーが出る場合、ダウンロードが途中で切れている可能性があります。もう一度ダウンロードし直してみてください。また、ウイルス対策ソフトが解凍を妨害しているケースもあります。その場合はセキュリティソフトの設定を確認してみましょう。

解凍後にファイルが見当たらない

解凍は完了しているのにファイルが見つからない場合、展開先フォルダを確認してみてください。WindowsではZIPと同じ場所にフォルダが作られることが多く、Macでもダウンロードフォルダや同じ場所に展開されます。エクスプローラーやFinderで「最近使ったファイル」を確認するのも有効です。

ZIPファイルが開けない・関連付けが外れている

ZIPファイルをダブルクリックしても何も起きない場合、ファイルの関連付けが変わっている可能性があります。Windowsでは右クリック→「プログラムから開く」→「エクスプローラー」または「Windows エクスプローラー」を選んでみてください。Macでは右クリック→「このアプリケーションで開く」→「アーカイブユーティリティ」を選びましょう。

症状主な原因対処法
文字化けする文字コードの不一致(Shift-JIS↔UTF-8)7-Zip(Win)/The Unarchiver(Mac)を使う
解凍できない・壊れているダウンロードの失敗、ファイルの破損再ダウンロード、セキュリティソフトの確認
解凍後にファイルが見つからない展開先フォルダの場所が不明ZIPと同じ場所やダウンロードフォルダを確認
ZIPが開けないファイルの関連付けが変わっている右クリック→「プログラムから開く」で指定
パスワードを忘れた設定したパスワードの紛失原則復元不可。送り主に再送を依頼する

スマートフォンでZIPを解凍・圧縮する方法

最近はスマートフォンでもZIPファイルを扱う機会が増えています。iPhoneとAndroidそれぞれの対応方法を簡単にご紹介します。

iPhoneでは、iOS 13以降であれば「ファイル」アプリがZIPに標準対応しています。ファイルアプリでZIPをタップするだけで解凍でき、ファイルの長押しメニューから「圧縮」を選ぶとZIPが作成できます。

Androidでは、端末メーカーやOSバージョンによって標準の対応範囲が異なります。多くの場合、標準ファイルマネージャーでZIPの展開は可能ですが、圧縮には対応していないケースもあります。その場合は「ZArchiver」「RAR」などのアプリが無料で利用できます。

端末解凍圧縮備考
iPhone(iOS 13以降)ファイルアプリでタップするだけファイルアプリで長押し→「圧縮」追加アプリ不要
Android(標準)ファイルマネージャーで対応可能な場合が多い標準では非対応の場合も機種依存あり
Android(ZArchiverなど)無料アプリで拡張可能

まとめ

ZIPファイルの解凍・圧縮は、WindowsもMacもスマートフォンも、基本的には標準機能で完結できる操作です。しかし、OSのバージョンや送り相手の環境によって細かな手順が異なるため、「なんとなく使っていたら失敗した」ということも起きやすいポイントでもあります。

本記事でご紹介した内容をまとめると、以下のようになります。

  • Windowsは右クリックから「すべて展開」「ZIPに圧縮」で操作できる(Windows 11では「その他のオプション」経由になることあり)
  • Macはダブルクリックで解凍、右クリックの「圧縮」メニューでZIPが作れる
  • 文字化けや互換性の問題が起きる場合は7-ZipやThe Unarchiverなど専用ツールが有効
  • パスワード付きZIPの作成には標準機能では対応していないためツールが必要
  • PPAP(ファイルとパスワードを同じメールで送る方法)はセキュリティ観点から見直しが進んでいる

日常のファイル操作をスムーズにするために、今回の手順をぜひ参考にしてみてください。もしホームページ運用やデジタル業務全般でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

名古屋のホームページ制作会社デジタルダイブ


デジタルダイブ
株式会社デジタルダイブ サービス担当者

1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋をはじめ、東京や大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを多数手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。
また、webデザインをはじめとしたクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO名古屋」を運営しています。

【許認可】

一般社団法人 日本Web協会、日本セイバーメトリクス協会(理事)、愛知県「あいちロボット産業クラスター推進協議会」(無人飛行ロボット活用WG)、JETRO(日本貿易振興機構)、名古屋市 SDGs 推進プラットフォーム 他

【有資格】
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