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有線LANと無線Wi-Fi、どっちが速い?違いと使い分けを解説
「テレワークでビデオ会議の映像が乱れる」「大きなファイルのアップロードに時間がかかる」——こうした問題を抱えている方の中には、接続方法を見直すだけで改善できるケースが多くあります。
インターネットに接続する方法は主に「有線LAN(LANケーブル)」と「無線Wi-Fi」の2種類があります。どちらが速いのか、どんな場面でどちらを使えばいいのか、正しく理解しておくことで通信環境を最適化できます。
この記事では、有線LANと無線Wi-Fiの違い・速度の比較・用途別の使い分けについてわかりやすく解説します。
目次
有線LANと無線Wi-Fiの基本的な違い
まず、2つの接続方法の仕組みを簡単に整理しておきましょう。
有線LAN(LANケーブル接続) LANケーブルを使って、パソコンとルーターを物理的に直接つなぐ接続方法です。ケーブルを通じてデータが伝わるため、外部からの干渉を受けにくく安定した通信が維持されます。
無線Wi-Fi(ワイヤレス接続) 電波を使ってルーターとデバイスをワイヤレスでつなぐ接続方法です。ケーブルが不要なため、スマートフォンやタブレットなど、ケーブルを差せないデバイスでも使えます。
速度はどっちが速い?
基本的には有線LANの方が速く、安定しているというのが結論です。
ただし、条件によって異なります。
有線LANが速い理由
有線LANはケーブルを通じて直接データを送受信するため、途中で信号が弱まったり干渉を受けたりすることがありません。理論上の最大速度はLANケーブルの規格によって決まり、一般的なカテゴリ6(Cat6)ケーブルであれば最大1Gbps(ギガビット毎秒)の通信が可能です。
無線Wi-Fiが遅くなる理由
無線Wi-Fiは電波を使うため、以下の影響を受けて速度が低下することがあります。
- ルーターからの距離が遠いほど電波が弱まる
- 壁・床・家電など障害物に電波が遮られる
- 同じ周波数帯を使う機器が周辺に多いと干渉が起きる
- 同じWi-Fiに接続しているデバイスが増えると速度が分散される
ただし、最新のWi-Fi規格(Wi-Fi 6・Wi-Fi 6E)では理論上の最大速度が9.6Gbpsを超えるものもあり、環境が整っていれば有線に匹敵する速度が出ることもあります。
速度よりも「安定性」が重要な場面
速度の絶対値だけでなく「安定性」も重要です。映像・音声のリアルタイム通信(ビデオ会議・動画配信など)では、速度が一時的に落ちる「通信の揺らぎ」が品質に大きく影響します。有線LANは一定の速度を維持しやすいため、安定性を求める用途では有線が有利です。
有線LANのメリット・デメリット
メリット
通信速度が速く安定している 電波干渉や距離による減衰がないため、ルーターの位置や周囲の環境に左右されにくい安定した通信が可能です。
セキュリティが高い 物理的にケーブルでつながっている接続のため、無線のように第三者に傍受されるリスクが低く、セキュリティの観点から有利です。
遅延(ラグ)が少ない データの伝送に要する時間(レイテンシー)が短く、反応速度が求められる用途に向いています。
デメリット
ケーブルの取り回しが必要 LANケーブルでパソコンとルーターをつなぐため、ケーブルの長さ・取り回し・見た目が課題になることがあります。
接続できるデバイスが限られる スマートフォン・タブレット・スマートテレビなど、LAN端子がないデバイスでは使えません。
移動しながら使えない ケーブルにつながっている間は移動できないため、固定した場所での使用が前提になります。
無線Wi-Fiのメリット・デメリット
メリット
ケーブルが不要で自由に動ける スマートフォン・タブレット・ノートパソコンなど、あらゆるデバイスが場所を問わずインターネットに接続できます。
複数のデバイスを同時に接続できる 家中のすべてのデバイスをWi-Fiでつなげるため、ルーターが一台あれば家族全員・複数台のデバイスがネットを使えます。
設置・配線の手間がない ルーターさえ設置すれば、あとはパスワードを入力するだけで使い始められます。
デメリット
環境によって速度・安定性が変わる ルーターからの距離・壁の素材・電子レンジなどの家電の影響を受けて速度が変動します。
セキュリティリスクがある 適切なパスワード設定をしていないWi-Fiは、第三者に不正アクセスされるリスクがあります。WPA3などの最新の暗号化方式を使いましょう。
用途別の使い分け
有線LANを選ぶべき場面
Web会議・ビデオ通話 Zoom・Teams・Google MeetなどのWeb会議は、通信の安定性が品質を直接左右します。映像のカクつきや音声の乱れを防ぐために、可能であれば有線LANでの接続を強くおすすめします。
大容量ファイルの転送・バックアップ 動画ファイル・設計データなど大きなファイルをアップロード・ダウンロードする場合、有線LANの方が時間を大幅に短縮できます。
オンラインゲーム 遅延(ラグ)の少なさが勝敗を左右するオンラインゲームでは、有線接続が有利です。
セキュリティが重要な業務 重要な社内情報や顧客データを扱う業務では、セキュリティの高い有線接続を使いましょう。
Wi-Fiで十分な場面
スマートフォン・タブレットの使用 LAN端子がないスマートフォンやタブレットは、Wi-Fi以外の選択肢がありません。
Webブラウジング・メール・動画視聴 日常的なWeb閲覧・メール送受信・YouTubeやNetflixの視聴程度であれば、Wi-Fiで十分です。
移動しながら使う作業 自宅内を移動しながらパソコン作業をする場合など、ケーブルが邪魔になる状況ではWi-Fiの利便性が優ります。
Wi-Fiの速度が遅い時に試したいこと
「Wi-Fiしか使えないけど速度を改善したい」という場合は、以下を試してみましょう。
ルーターの近くで使う 電波は距離と障害物で弱まります。ルーターに近い場所で使うだけで速度が改善することがあります。
5GHz帯に切り替える 多くのWi-Fiルーターは「2.4GHz」と「5GHz」の2つの周波数帯が使えます。5GHzは速度が速い一方で障害物に弱く、2.4GHzは速度は遅めですが障害物に強いという特性があります。ルーターの近くにいる場合は5GHzに切り替えると速度が上がることがあります。
ルーターを再起動する 長時間起動しているルーターは動作が不安定になることがあります。定期的に再起動することで速度が回復することがあります。
Wi-Fiの中継器や메ッシュWi-Fiを導入する 家が広くルーターの電波が届きにくい場所がある場合は、Wi-Fi中継器やメッシュWi-Fiシステムの導入を検討しましょう。
まとめ
有線LANと無線Wi-Fiの違いと使い分けをまとめます。
- 速度・安定性は有線LANが優れている:電波干渉がなく安定した通信が維持できる
- 利便性・汎用性はWi-Fiが優れている:ケーブル不要でどのデバイスでも接続できる
- Web会議・大容量転送・重要業務:有線LANを強くおすすめ
- 日常的なWeb閲覧・メール・動画視聴:Wi-Fiで十分
- Wi-Fiの速度改善:5GHz帯への切り替え・ルーター再起動・中継器の導入
テレワークでビデオ会議が多い方は、ぜひ一度有線LANでの接続を試してみてください。映像・音声の安定性が大幅に改善することが多くあります。
「会社のネットワーク環境を改善したい」「テレワーク環境を快適にしたい」というご相談はお気軽にお問い合わせください。 快適なネットワーク環境づくりをサポートします。
投稿者プロフィール

株式会社デジタルダイブ サービス担当者
1995年に愛知県で創業したホームページ制作会社です。
名古屋をはじめ、東京や大阪を拠点に全国の企業・官公庁の Web サイトを1,000サイト以上手掛け、幅広い分野で制作実績を積み重ねてきました。
創業以来、専門性の高いクリエイティブで信頼を築いています。
また、webデザインをはじめとしたクリエイタースクール「デジタルハリウッドSTUDIO名古屋」を運営しています。
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